「隅田川駅貨物フェスティバル」は、普段は一般の人が入ることのできない貨物駅の一部が開放される、JR貨物のイベントです。
このイベントは毎年開催されているように見えて、コロナ禍の影響で2020~2022年は開催されず、2023年に4年ぶりに復活。その翌年の2024年も開催が予定されていましたが”諸般の事情”のため中止となり、2025年に再び開催されました。
我が家はその2023年と2025年の2回とも、親子で参加。小学生の息子は貨物列車が大好きなので、毎回かなり楽しみにしているイベントです。
この記事では、実際に2回参加して分かった「子どもが喜ぶポイント」や「持って行ってよかったもの」「効率よく楽しむための攻略ポイント」を、2026年の最新情報とあわせて紹介します。
隅田川駅貨物フェスティバル2026の基本情報
開催日時
2026年10月4日(日)
午前の部:10:00~13:00
午後の部:12:00~15:00
2026年は午前・午後の二部制です。
入場料
大人(中学生以上):1,000円
小学生以下の子どもは、大人1名につき4名まで同伴できます。
2025年までは無料でしたが、2026年からは入場が有料になりました。
アクセス
会場はJR貨物の隅田川駅。
JR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスの南千住駅から徒歩約15分です。
JR貨物の敷地は南千住駅のすぐそばまでありますが、会場入り口まで敷地の周りをぐるっと歩いて向かう必要があります。
なお、会場には駐車場がないため、公共交通機関で向かうことになります。

何時に行けばいいか、南千住駅からの行き方はこちらにまとめています。
公式情報
公式情報はチケット購入サイトもご覧ください。

そもそも「隅田川駅」ってどんな駅?
隅田川駅は、普通の旅客駅ではありません。
1897年に日本鉄道会社の隅田川貨物取扱所として開業し、1901年に現在の隅田川駅に改称。
現在は北海道・東北・新潟・北陸と首都圏を結ぶ貨物輸送の北の玄関口となっているそうです。
普段何気なく見ているコンテナ貨物が、こうした貨物ターミナルを経由して運ばれていると思うと、子どもにとっても面白いですよね。
隅田川駅貨物フェスティバルの見どころ
2026年は、機関車・コンテナ・私有貨車・鉄道模型の展示、大型フォークリフトの展示、スタンプラリー、コンテナステージ、鉄道グッズ販売などが予定されています。
ここからは、過去2回、実際に子どもと参加して感じたおすすめポイントを紹介します。
まずは2025年の会場を復習
2025年の会場案内図がこちら。A4両面印刷のものが会場入り口で配られます。
2026年の配置とは異なる可能性がありますが、2023年の配置も同じような感じでしたので、おそらく大枠は変更ないものと思われます。


ご覧いただいてわかる通り、
- 機関車・貨車・コンテナ展示
- タンク車展示
- コンテナ・トラック展示
- 大型コンテナトラック
- フォークリフト・トップリフター
- 鉄道模型
- 鉄道グッズ
- 飲食店
- スタンプラリー
- イートインスペース
などが配置されていました。
会場に入ったら「機関車だけ見て終わり」ではありません。
貨物輸送に関係するさまざまな設備や企業のブースを見て回るイベントです。
子どもが喜んだポイント① 機関車を間近で見られる
やっぱり一番のお目当ては機関車。
普段、駅のホームから見ることはあっても、貨物駅でこんなに近くから機関車を見る機会はなかなかありません。
2023年は、EH200やEF210などの機関車が展示されていました。

子どもが喜んだポイント② 図鑑で見ていた装置を実物で見られる
鉄道好きの子どもなら、図鑑を見ていて、
「これ何?」
となるような装置がありますよね。
その一つが「砂撒き装置」。
砂撒き装置は、車輪とレールの間に砂を撒いて、車輪が空転するのを防ぐための装置です。
図鑑や鉄道の本で見たことはあっても、実際の機関車についているものをじっくり見る機会はなかなかありません。
隅田川駅貨物フェスティバルでは、単に「大きな機関車を見た!」だけではなく、
「この装置は何のためについているんだろう?」
と、車両の仕組みを実物で確認できるのが面白いところ。
鉄道図鑑が好きなお子さんなら、事前に図鑑を見て「実物を探してみよう」としておくのもおすすめです。

子どもが喜んだポイント③ JR貨物の社員に質問できる
会場には、イベントのスタッフとしてJR貨物の社員の方が配置されています。
これが鉄道好きの子どもにはかなり貴重な機会。
「この機関車は何をするためのもの?」
「この装置は何?」
「このコンテナはどこまで運ばれるの?」
など、図鑑やネットでは分からないことを直接質問できます。
せっかくなので、事前に子どもと「当日聞いてみたいこと」をいくつか考えておくと、より楽しめます。
また、質問してみてその場で詳しい回答が難しそうな場合は、複数の社員の方がいるところで聞いてみるのもおすすめ。
担当分野が違うので、詳しい方につないでもらえることがあります。
鉄道好きの子どもにとって、「実際に貨物輸送の仕事をしている人に話を聞ける」というのは、かなり貴重な経験だと思います。

子どもが喜んだポイント④ フォークリフト・トップリフターが面白い
隅田川駅貨物フェスティバルならではの見どころが、コンテナを扱う大型の荷役機械。
2025年は、
- フォークリフト
- トップリフター
- 大型コンテナトラック
などが展示されていました。
さらに、トップリフターのデモンストレーションも実施。
トラックから貨車へのコンテナの積載作業を実演する内容でした。
電車だけでなく、「貨物がどうやって運ばれているのか」まで見ることができるのが、貨物駅のイベントならでは。
小学生なら、社会科の「物流」の勉強にもつながりそうです。
スタンプラリーもあります
2023年、2025年はスタンプラリーも実施されていました。
専用の台紙をもらい、会場内の3か所でスタンプを集めると、スタンプラリーの引換場所でプレゼントがもらえるという仕組み。
プレゼントは「数に限りがあります」とのことですが、終了間近にもらいに行ってもまだ残っていました。
また、スタンプ台がかなり混み合うため、混み合う時間には並ばず、空いているタイミングでスタンプを押していくのがいいと思います。
2026年もスタンプラリーが予定されているので、参加する場合は最初に台紙をもらうのを忘れずに。
「こども運転士制服体験」も!
2023年、2025年ともに「こども運転士制服体験」もありました。
貨物列車の運転士の制服を着て写真を撮れる企画です。
鉄道イベントでは写真撮影系の企画は人気になりやすいので、やってみたい場合は早めに場所を確認しておくのがおすすめです。
2026年の実施については、公式案内を確認してください。
使用済みの鉄道部品を見るのも楽しい!
過去のイベントで、わが家が特に楽しかったのが使用済みの鉄道部品を販売しているブース。
鉄道好きではない大人が見ても、
「こんなものまで売っているの?」
という感じで、見ているだけでも楽しいです。
中には数百円で買えるものもあり、息子は自分のお小遣いでお土産を選んでいました。
ただし、2026年は車両備品販売はありません。
鉄道グッズ販売は予定されていますが、過去のイベントのような「使用済み鉄道部品」を買うことを楽しみにしている方は注意してください。
JR貨物以外の鉄道会社・企業ブースも楽しい
隅田川駅貨物フェスティバルは、JR貨物の機関車を見るだけのイベントではありません。
2025年は、東京メトロ、JR東日本クロステーション、つくばエクスプレスなど、さまざまな鉄道・交通関係のブースが出ていました。
さらに、
- 鉄道模型
- トラック模型
- 鉄道グッズ
- おもちゃ
- 鉄道会社の業務紹介
- 採用・相談ブース
など、かなり幅広い内容。
「JR貨物のイベントだからJR貨物だけ」と思っていると、意外と見逃してしまうかもしれません。
会場内で食事はできる?
食事は会場内で食べられ、イートインスペース(会議机とパイプ椅子が並べられた場所。屋根あり)もあります。
2025年には、
- サンドイッチ
- おにぎり
- チーズミートパイ
- フルーツ飴
- かつサンド
- 玉こんにゃく
- ドリンク
- クレープ
- ポップコーン
など、さまざまな食べ物が販売されていました。地元グルメのブースもあります。
ただし、時間帯によってはかなり並んでいることもあります。
そのため、わが家は食事を持ち込んでいます。
コンビニで、おにぎり・サンドイッチ・ペットボトルなどを買ってから向かうスタイル。
イベント中に食事を買うための列に並ぶより、展示を見る時間に使いたいからです。
特に公式から持ち込み不可の案内はなく、そもそも入場者全員に行き渡る食事量が提供されているわけではなさそうなため、持ち込んで大丈夫だと思われます。
レジャーシートは絶対持って行って!
そして、子連れで行くなら私が絶対に持って行ったほうがいいと思うのが「レジャーシート」です。
会場にはイートインスペースもありますが、時間帯によっては席が空いていないことがあります。
実際、地べたに座って食べている人や、壁際に立って食事をしている人もいます。
そこでレジャーシートがあると安心。
隅田川駅は普段、貨物ターミナルとしてたくさんの物が出入りしている場所なので、床が埃っぽいところもあります。
子どもを地面に座らせるなら、レジャーシートがあるとかなり快適です。
開場時刻ちょうどに行かないほうがいい?
開場時刻に合わせて行くと、入場を待つ人の列が長くなることがあります。
そのため、特に「一番乗りしたい!」という目的がなければ、開場時刻より少し後に到着するのもおすすめ。
入場待ちの列が落ち着いてから入ることで、並ぶ時間を短くできる可能性があります。
ヨ8000形式車掌車体験乗車
隅田川駅貨物フェスティバルの人気企画の一つが、車掌車「ヨ8000形式」の特別体験乗車です。
2026年は有料・事前抽選制。
わが家は無料・抽選制だった時期に一度乗ったことがあります。
子どもはとても楽しんでいました。
ただし、ヨ8000体験乗車については、少し知っておいてほしいことがあります。
ターミナル内をぐるっと回るわけではありません
ヨ8000は、隅田川駅のターミナル内を長時間周遊するわけではありません。
まっすぐな線路を往復する形で、乗車時間は往復で約5分程度です。
「貨物駅の中を列車でぐるっと一周できる」と思って申し込むと、ちょっとイメージと違うかもしれません。
一度乗ってみるのは楽しいと思いますが、何度も乗る価値があるかというと、個人的には少し微妙。
2026年は大人も子どもも1人2,000円なので、大人1人+子ども1人なら4,000円。
さらにフェスティバルの入場料が大人1,000円なので、親子2人で参加する場合は合計5,000円になります。
約5分の往復と考えると、わが家としては少々高いかなと感じます。
もちろん、「ヨ8000に乗れるならぜひ乗りたい!」というお子さんなら、貴重な体験になると思います。

公式情報
公式情報はチケット購入サイトもご覧ください。

服装は「貨物」にするとさらに楽しい!
会場に行ってみて、私がちょっと驚いたのが、貨物列車の柄の服を着ている子どもがとても多いこと。
JR貨物のコンテナ柄など、貨物列車好きにはたまらない服を着ている子がたくさんいます。
せっかくなので、これから行く方にはぜひ「貨物柄の服」を用意をおすすめします。
イベント感が出ますし、写真を撮ったときにもかわいいです。
貨物柄の服を着ているだけで、JR貨物スタッフさんのテンションも上がり、声をかけてもらえる率も高まります。
私のおすすめはこちら。
貨物の服といえば、moujonjon(ムージョンジョン)かHungry Heart (ハングリーハート)ですよね。生地もしっかりしていてペラペラではないので、ワンシーズン着てもくたびれません。
雨の日はレインコートがおすすめ
雨の日に子どもを連れて行く場合は、傘よりもレインコートがおすすめです。
通路が狭いところがあったりするのと、傘を差しながら写真を撮ったり撮られたりするのはなかなか大変です。
子どもはレインコート、大人は傘またはレインウェアというスタイルのほうが動きやすいと思います。
私のおすすめはこちら。しっかりした生地で保育園や学校の遠足などにも使っています。
隅田川駅貨物フェスティバルに持って行くもの
普通のお出かけの持ち物に加えて、私がおすすめするのはこちら。
□ 食事・おやつ・飲み物
□ おこづかい
□ レジャーシート
□ エコバッグ(おみやげや、ブースでもらうパンフなどを入れる)
□ カメラ
□ (雨の場合)レインコート

持ち物の詳細はこちらにまとめています。
隅田川駅貨物フェスティバルは「貨物好きじゃなくても楽しめる」?
わが家の場合は、子どもが鉄道好きなので参加しました。
実際に行ってみると、
- 機関車を間近で見る
- コンテナを見る
- 大型フォークリフトを見る
- トップリフターを見る
- 鉄道会社のブースを見る
- 実際に働いている社員に質問する
- スタンプラリーをする
- 鉄道グッズを見る
- 貨物駅の仕組みを知る
など、普通の電車イベントとは違った楽しみ方ができます。
特に小学生くらいになると、単に「電車を見る」だけではなく、
「どうやって荷物を運んでいるんだろう?」
「この機械は何をしているんだろう?」
と、鉄道そのものから物流や仕事に興味が広がっていくのも面白いところ。
まとめ
隅田川駅貨物フェスティバルは、鉄道好きの小学生、とくに貨物列車が好きな子には楽しめるイベントです。
2026年は入場が有料になったり、車両備品販売がなくなったりと、これまでとは変更された点もあります。
一方で、機関車・コンテナ・私有貨車・鉄道模型などの展示や、大型フォークリフト、スタンプラリー、鉄道グッズ販売など、貨物駅ならではの楽しみがあります。
わが家が特におすすめしたいのは、
「機関車を近くで見る」
だけではなく、
「図鑑で見ていた装置を実物で探す」
「JR貨物の社員に質問する」
「貨物駅で実際にどんな仕事が行われているのかを見る」
という楽しみ方。
そして、行くならレジャーシートは忘れずに。
食事を持ち込んで、貨物柄の服を着せて、子どもと一緒に「貨物駅探検」をするつもりで行くと、より楽しめると思います。



